【障害児者福祉施設職員研修(職員さんと一緒に育って成長する)】
特に行動障害のある自閉症児者の方、それを支援する職員さんへのスーパーバイズになります。
・通所施設(生活介護、就労継続支援B型)
3つの事業所で実施させていただいています
・放課後等デイサービス、児童発達支援事業所
3つの事業所で実施させていただいています
職員研修の体験談・1
観方が変われば、支援は変わります
「過去を知らない職員には想像つかないほど行動が落ち着きました」
<職員研修について>
個別指導の場合と同様、実際の関わりの場面やケース会議を通して、利用しているお子さんや利用者さんの気持ちや行動の意味を理解できるようにし、行動面においても、かみ合えるように、関わりを実践し、共有していきます。
・題材は、仕事(作業)や運動、生活場面での行動などです。
・「気づき」、そして「工夫」を一緒に考えられるようにします。
大事なのは、『「工夫」が生まれること』です。
工夫が生まれるには、『気づき』が必要です。
気づきの質を高めるに、例えば『一つの行動に対して、五つ以上の要因仮説を立てること』をします。
最初、この仮説は、本人の気分や体調、環境が要因というのが主になります。
例えば、「イライラしていたから」。
それをさらに深め 『自分自身に言動を変えれば結果は変わったのかも知れない』と気づくことで工夫が生まれます。
「なぜ、イライラしていたのか」
例えば、
「そもそも、パニックが起こりにくい身体にしてあげる必要がある」
「自分の声かけのトーンやタイミングが悪かったのかも知れない」
「提示の仕方で勘違いをさせたのかも知れない」
というように。
「やってくれないんですよね」という言葉をよく聞くように思います。
この「やってくれないんです」から脱却できる工夫を一緒に考えていきます。
そうして、
「見た目には(表面的には)どう見ても、嫌がっているように見える、けれど、本当はやりたいのではないか」
「“やりたくない”のではなくて、やりたくてもできそうにない、やり方が分からない、のではないか」
と内面と交流していくことが、もっとも大切なことです。
このようにして、張り合いのある生活を送れるように応援をします。
そして、運動を媒体にしたコミュニケーションや工夫次第で、自閉症児者の方々が変わっていくことを実感し、仕事がオモシロクなるようにお伝えしていきます。