体験談・1(Gさん)(自閉症スペクトラム児・小学生)
Q1:申し込む前のこと
どういうことで悩んでおられましたか?
どういうことを解決したいと思われていましたか?
自傷・他害がひどく、じっとしていられない。
何でも口に入れるので常に見守りが必要で、兄弟姉妹とのトラブルが多かったです。
身体も大きくなり、力も強く、母親一人では外出できない状態でした。
将来のことを考えると、不安で心配ばかりでした。
子どもに何をしてやれば良いのか分からず、悶々としていました。
Q2:今、どうなっていますか?
(申し込む前の悩みの変化、あなた様自身の変化、お子さんの様子の変化など)
ただ不安ばかりだったことに、今の子どもの状態がどういう状態で、そして、何が今必要なことなのかを明確に話して下さることで、親が出来ることは何であるのかが分かりました。
障害があるから仕方ない、と思っていたことに、先生の療育を受けながら、出来ていく子どもを見て、希望の光が見えました。
まだやれることがある、と嬉しく思えました。
Q3:具体的によかったところは、例えば、どんなところですか?
子どものことについて、一緒に本気で考えて下さる先生に出会えたことです。
毎日、取り組む課題は、正直今でも大変です。
でも、イスに座っていられること、親の指示に従って動くことができること、そして、何よりも一緒に何かをする時間ができたことは、親として嬉しく自信にもなりました。
褒める機会も増えました。
何も出来ないと思っていた子が、少しずつ変わっていくのを家族みんなが見ることで、本人への気持ちも少しずつ変わっているように思えます。
Q4:印象に残っている具体的なエピソード、感動した・心が動かされたエピソードは、どんなエピソードですか?
療育を始める3ヶ月前に、私は日記に「子どもと一緒に歩きたい」と書いていました。
縁あって先生と出会い、療育を受け始めて3ヶ月目に、私は子どもと二人だけで15分ほどではありますが散歩することが出来ました。
一生無理かも知れないと思って日記に書いたことが、こんなに早く実現することが出来たのは驚きでした。
療育の様子を見て、先生から専門的なお話しを聞いて、子どもだけではなく親も学ぶことで実現できたと思っています。
新しい目標を持てることは、一緒に生きる喜びにもなると思います。