某市にて、発達が気になる子どものための「SST講座」、保護者向けの「ペアレント・トレーニング」の講師を務めています。2025年度も実施します(「親子教室」「書字・算数の準備講座」は終了)。
<親子運動教室>
親子で運動して関係を深めます
運動を通して、神経を育て、姿勢を作り、発達を促し、社会生活へとつなげます
*実施回数
・2019年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約80名
・2020年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約60名
・2021年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約70名
・2022年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約120名
《合計》60回、のべ200人以上
<SST講座>
友達と「一緒に」「協力して」運動することや、順番にすることなど、ソーシャルスキルを体験によって学びます。
・2018年度;1クール(5回)×2回→計10回、参加児童のべ約80名
・2019年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約60名
・2020年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約45名
・2021年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約75名
・2022年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約60名
・2023年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約50名
・2024年度;1クール(5回)×3回→計15回、参加児童のべ約80名
《合計》70回、のべ300人以上
*2025年度、実施中
<書字・算数の準備講座(ペアトレ)>
・2021年度;1クール(4回)×3回→計12回、参加児童のべ約50名
・2022年度;1クール(4回)×3回→計12回、参加児童のべ約50名
《合計》24回、のべ100人以上
<発達の相談・子どもの捉え方と関わり方講座(ペアトレ)>
・2023年度;1クール(3回)×5回→計15回、参加保護者のべ約40名
・2024年度;1クール(3回)×5回→計15回、参加保護者のべ約30名
*2025年度、実施中
「順番が待てるようになった」
「合わせられるようになった」
「身体の発達も大事ということを知ることができた」
「遊びや運動にどんな意味があるのか教えていただいてありがたいです」
「小学校入学の準備ができてよかったです」
「子どもとの具体的な関わり方、どうか関っていくかの考え方を教えていただき、ありがとうございます」
などの感想をいただいております。
何のためのソーシャルスキル?
☆子どもと家族が「一緒に」「幸せに」暮らしていくため
☆自分と相手が(みんなが)自由に穏やかに気持ちよく生きるため
☆可愛がられるため(好かれるため)
ご家庭で、学校で、外出先で、
将来的には職場や施設で
はりあいをもって生活できるように
ソーシャルスキルを基礎から
身につけていきましょう
・列に並べないことはありませんか?
・順番を待てないことはありませんか?
・融通が効かないことはありませんか?
・他人を意識できていますか?
運動はコミュニケーションです
やりとりがかみ合い、一緒にがんばり、達成感を感じ、一緒に喜べるようになるように、
・合図や順番を待つこと
・相手を見ること
・返事をすること
・模倣すること
・人に合わせること
・聞く力
・適切な距離感をつかむためのボディイメージ
・自分の言動の出力調整
・物事に取り組み続ける集中力(継続する力)
これらの力を身につけていけるようにしていきます。
【親子教室】
「親と子のいい関係づくり」を目指します。
「いい関係」とは
・愛着のある関係
・方向性を示し導いていける関係
この二つが共存している関係です。
言葉だけがコミュニケーションのツールではありません。身体をコミュニケーションツールとして、いい関係づくりを目指します。
身体を揺らしたり、身体をあずけたり、触ってもらいながら…
・緊張をとき、ゆったり力を抜いて、身も心も委ねる
身体ポーズを作って維持したり、回数を決めて挑戦しながら…
・承認サインをしっかり伝え、認められる実感
・「できた!」という達成感と信頼感
・相手の話を聞けて良かったという気持ち
一緒に歩いたりして…
・相手のペースに合わせて、「一緒に」動けるように
・待つタイミングで待てるように
親と子の関係づくりと同時に
運動を通して…
・皮膚感覚を育てる
・ボディイメージを育てる(ボディイメージは自分の身体を自由に動かせることの基礎であり、適切な行動の基礎です)
・バランスなどの感覚を育てる
これらを目指し、全体としての発達を促すことを目指します。
【ソーシャルスキル講座】
ソーシャル・スキルとは、人との付き合いを円滑にすすめるための「技術」です。
社会性は「身につける」もの。机の上の勉強で必要性を言葉で説明しても、それをイメージしたり、理解したり、過去の経験と比較検討することは難しいことです。身につけるのですから、その土台は「身体」です。「身体」を整える、身体発達(運動発達)で抜けている部分を埋めることが必要です。
運動・体操を通じて、
・自分の身体(ボディイメージ)を、自分の身体で知り、自分と相手の境界線を知ること
・他人と場を共有することを覚える
・身体の使い方を制御すること
・正しい身体の使い方を覚えること
(例)左右が違う動き
例えば、消しゴムで文字を消すために、左手でおさえて、右手は動かす(両手が動いてしまうと紙が破ける、片手だけで消そうとしても消えない)
・右足をあげて、左手でタッチ(逆も、交互に、前でも後ろでも)
・ロープを引っ張る、綱引き(綱引きは、読字や書字に良い。真ん中に力を寄せるから、真ん中に力を寄せるには身体の正中線を把握する必要あり。読むには、左右の目を身体の近くに寄せ、視点が身体の真ん中を左右にまたぐ必要がある。黒板の字をうつすには、遠くに合わせた焦点を、身体の正中線に集め、正中線をまたぐ目の動きが必要)
具体的な運動場面の例として、
<例・二人一組でする運動・背中(お腹)と背中(お腹)でボールを挟んで歩く>
を通じて、
・相手に合わせた、自分の力の入れ具合の調整
・動くスピードの調整、相手に合わせて動く歩くこと
・一緒に協力し合う相手という認知・対人意識
模倣運動では、
・人の動きをもっとよく見ようとする認知が育つ
・動きや音の細かな違いを見分けよう、聞き分けようとする弁別の力が育つ
・動きの速度や強さ、身体部位の位置関係などをコントロールする運動調整力が育つ
・他者を意識し、他者に合わせようとする社会性が育つ
・日々の出来事を後になって模倣表現したり、生活場面のみたてあそびをしたりするようなイメージする力の基礎的条件が培われる
これらはつまり、ソーシャルスキルと同じ、ソーシャルスキルの土台です。そのスキルを体験によって、身につけていきます。
【書字・算数の準備講座】
1.記号を書こう
①グルグル大きく円を描く
②□、△を描く
③1のような縦棒線を一本描く
④8や∞を描く
⑤+を描く
⑥×を描く
⑦手形ぬり絵
<ポイント>
・触覚の統合
・空間認知能力を高める
・〇を描けるようになること
・△や□を閉じられるようになること
→閉じられるということは自分の意志で手の動きをコントロールしているということ
・直線
→偶然ではなく、自分の意志で、まっすぐに描こうとすること
直線は難しい。
人間の身体は円運動(関節)。
円運動になるのを直線の動きに制御する、動きをコントロールする必要がある。
・正中線を越える動きの練習
・目と手の協応
・左右の区別(両手を同時に動かしているかどうか)
2.数字を書こう
①小学校で習う書き順で書く
②背中に数字を描いてもらって当てよう
③マスシートにブロックを置く
<ポイント>
・空間認知を身につける
・縦と横の関係に気づく
・数を構造的に見ること(5は1と4、5は2と3など)→これが指で折って計算することから脱却していく要素
・100マス計算やかけ算の習得につながる基礎
3.算数の準備をしよう
①数字を100まで並べよう
②1個~10個を並べよう
・数の概念を身につける
③11個~20個を並べよう
<ポイント>
・10進法を身につける
「10と1で11」
1が10個あったら、10の固まりになる、これが単位計算の基本です
[102]と[120]、[112]と[121] 、これらの違いに混乱しておられるお子さんは、縦と横の関係、「位」の認識がまだ未熟と思われます。
お金の計算も、5円玉は5のかたまり、10円玉は10のかたまり、100円玉は100のかたまりとして計算しますので、かたまりで認識することが必要です。
4.運動しながら算数と書字の土台となる身体を発達させよう
・幼児期運動パターンを統合する発達エクササイズ
幼児期の運動パターンの統合をはかり、左右、上下を協調させるための基本的な床運動
①魚
②寝返り
③オットセイ
④ハイハイ
⑤飛行機のポーズ
⑥だんご虫
⑦クモ歩き
⑧手押し車
・ナンバーライン
数字を意識して運動しよう
【親御さん対象・「こんなとき、どうしたらいいんだろう」相談会(ペアトレ)】
*レジメの一部です
・「特性」という言葉にとらわれすぎずに…
当たり前の子育て
「生きていくために必要なこと」という視点
特別に見る、けれども、特別に見ない
・子どもが「何を見て」「どう考えたか」を観る
<「何を見て」「どう考えたか」=「その子の物事の把握の仕方の癖」>を知る
例として)
①カンシャクの理由
②ジャンパーを着なかった理由
③終わりを示す
④座らない理由
・タイムアウト
メリットとデメリット
・スモールステップ
できるだけ失敗をなくして、成功体験を積む
↓
失敗しても耐えられるように、ほんの少しだけ失敗する
大失敗ではなく、「ほんの少し」がポイント
そのために、ステップを細かく設定する
・声かけ
『「褒める」か「叱る」か』と言うよりは…
子どもが何を感じたか
↓
お互いがすれ違わないことを目指そう