支援は変えられる
【工夫をうむためには】
「自閉症特有の行動」「自閉症だから」「自閉症らしい」という言葉を使ってしまうことの弊害について考える。
もう一つの弊害は、この言葉には、
「自分にはどうしようもできないのだから仕方がない」
という意味が含まれている場合がある。
この「仕方がない」は、「自分には責任はない」というふうになりやすい。
前に書いた「手抜き」につながる考え方である。
「自分にはどうしようもできないのだから仕方がない」
という意味が含まれている場合がある。
この「仕方がない」は、「自分には責任はない」というふうになりやすい。
前に書いた「手抜き」につながる考え方である。
ただし、「手抜きしよう」と意図している人はいないと思いたいし、そういう人にほとんど出会わないし、むしろ変えたいと思っている人に出会うことのほうが多い。
「手抜き」ではなく、「無念さ」である。
『してくれないのです』
『上手くいかないのです』
改善したいと思っている職員さんの嘆きである。
「手抜き」ではなく、「無念さ」である。
『してくれないのです』
『上手くいかないのです』
改善したいと思っている職員さんの嘆きである。
自閉症の人の責任にしてしまった時点で、工夫はうまれにくい。
自分のせいだと責めてほしいのではない。
「自閉症だから」と諦めてしまう前に、
違うアプローチ
違う支援
そうなる前にできること
を考えてほしい、ということである。
大声(奇声)を出すのも、こだわりも、癇癪(イライラ)も、自傷も、他害も、物を壊す(投げる)のも自閉症だからではない。