自閉症・発達障害の子どもと…
自閉症の利用者さんと…
何となくかみ合わない…
話しかけても聞いていないように見える…
話しかけてもサッと逃げられる…
一緒に取り組んでいる感じがない…自傷や他害、大声(奇声)が改善しない
何回言っても変わらない
そのやりとり、かみ合わせることができます。
やりとり・対応がかみ合うと取り組みがうまくいき、改善します。
僕は自閉症の方と初めて出会ったとき、やりとりはかみ合わず、一緒にいる感じがしませんでした。
そして、
「自閉症の人たちと何とかやりとりしたい」
「一緒に取り組んでいる実感を得たい」
と思い、考え、実践してきました。
どうして、うまくいかないのか。
どうして、自傷・他害・大声(奇声)・こだわり・癇癪・多動などの問題行動が改善しないのか。
それは、やりとり・対応がズレているからです。
何がズレているのか、そのズレを見抜き、かみ合わせることで、
自閉スペクトラム症の人たちの感じ方・想い・動きを読み取って、かみ合った実感を得ています。
重度といわれるような自閉症の方でも、言葉がなくても、やりとりはかみ合せることができます。
かみ合せるには、いくつかのコツがあります。
それを個人個人に合わせた形で伝えています。
やりとりがかみ合い、取り組みが進めば、生活の幅が広がり、選択肢が増えることにつながります。
つまり、はりあいのある生活を送れるということです。
そして、ご家族と本人のすれ違いをなくし、ご家族と本人の関係を変え、"幸せ"につなげていきたいのです。
→ブログ『かくたつ播磨・守本の信念』も参考にしてください。
【個別療育】
*個別セッション回数1,000回以上
・発達のための運動、衝動をコントロールするための運動、予定変更に強くなるための運動など
・中高生の間に仕事(作業)をするための練習、今仕事(作業)をしている場合は作業ができるようになるための練習し、アイデアを伝えます
・算数学習により生きる力を育てます
・日常生活(「食事をゆっくり食べる」「睡眠障害に対して」「入浴や排泄における支援」など)での課題の解決します
・自分ルールの整理、こだわりとの付き合い方など
・随時のメール・電話相談(「こんな時どうすればいいの!?」、「この問題を解決したいけど…」)
・ご本人とご家庭に合わせたオーダーメイドの方法を考え、実際に関わっていただきながら、ご本人との関わり方を、一緒につくります
*下記の<個別療育について>もお読みください
【発達障害・自閉症の未就学児・小学生のためのソーシャルスキルの基礎を実体験して学ぶ身体づくり教室】
某市にて、発達が気になる子どものための「親子教室」「SST講座」「書字・算数の準備講座」「ペアレント・トレーニング」の講師を務めています。2023年度も実施します。
<親子運動教室>
親子で運動して関係を深めます
運動を通して、神経を育て、姿勢を作り、発達を促し、社会生活へとつなげます
*実施回数
・2019年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約80名
・2020年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約60名
・2021年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約70名
・2022年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約120名
《合計》
・60回、のべ200人以上
<SST講座>
友達と「一緒に」「協力して」運動することや、順番にすることなど、ソーシャルスキルを体験によって学びます。
・2018年度
5回で1クールを2回実施→合計10回、参加児童のべ約80名
・2019年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約60名
・2020年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約45名
・2021年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約75名
・2022年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約60名
・2022年度
5回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約50名
《合計》
・70回、のべ300人以上
*2024年度、実施中
<書字・算数の準備講座(ペアトレ)>
・2021年度
4回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約50名
・2022年度
4回で1クールを3回実施→合計15回、参加児童のべ約50名
《合計》
・24回、のべ100人以上
<発達の相談・子どもの捉え方と関わり方講座(ペアトレ)>
・2023年度
3回で1クールを5回実施→合計15回、参加保護者のべ約40名
・2024年度、実施中
【障害児者福祉施設職員研修(職員さんと一緒に成長する)】
特に行動障害のある自閉症児者の方、それを支援する職員さんへのスーパーバイズになります。
*実地研修(ケース会議も含む)
<通所施設(生活介護、就労継続支援B型)>
3つの事業所で実施させていただいています。
実人数として100名以上の方を支援、その中からピックアップして「見立て」「実地」「ケース会議」を実施しています。
<放課後等デイサービス、児童発達支援事業所>
3つの事業所で実施させていただいています。
実人数として100名以上の児童の支援、その中からピックアップして「見立て」「実地」「ケース会議」を実施しています。
*講義研修
・2015年度
1回(NPO法人の家族向け)
テーマ『自分の失敗経験から行動障害をもつ人への支援を考える』
・2016年度
1回(NPO法人の家族向け)
テーマ『支援で大切なこと』
・2017年度
1回(障害者支援施設にて)
テーマ『行動障害について』
・2019年度
2回(同じテーマで2つの障害者支援施設にて)
・2020年度
1回(障害者支援施設にて)
テーマ『強度行動障害について』
・2021年度
1回(障害者支援施設にて)
テーマ『強度行動障害について』
*下記の<職員研修について>もお読みください
*内容の一部をブログにも載せています
<個別療育について>
こんな人になってほしい
・周りの人から可愛がってもらえる人
家庭で役に立つ人、学校で喜んで受け入れられる人、就職できる人、就職先で感謝される人
・衝動をコントロールでき、困難に耐えることが出来る人
障害の有無に関係なく、誰でも弱さを持ちながらも、生きていかなければなりません。
イヤでも、好きにならなくても良いのです。
しかし、耐えられるようにしておかないと、子ども自身が困ります。
課題をやり遂げて、努力して努力して身につく自信は、心の支えになります。そんな心を育てます。
問題行動の根っこには、感覚器官の未発達や多動・反射的な行動、そして認知の問題があります。
本人の訴え、言いたいけれど言えないこと、本人が考えていることもあります。そこからくる本人の悩みに共感し、身体と認知に働きかけます。
ある保護者さんの言葉を借りれば、子どもの気持ちや行動について『「“なぜ…”、“どうして…”」が「“ああ、そういうことか”」に変わり、理解できるようになり』ます。
ただ、気持ちや行動の意味が頭で理解できたとしても、いろいろな場面で保護者の方と合わせながら行動できなければ、生活は成り立ちません。子どものペースに合わせる"だけ"、それは現実的に無理がありますし、それではその子もはりあいのある生活を送れません。
やるべきときにやるべきことを
食べるときには食べ
寝るときには寝て
遊ぶときには遊び
学習するときには学習を
運動するときには運動を
そして、
すべきではないときにはしないこと
子どもの気持ちや行動を理解でき、具体的な生活行動ができていること、それは『子どもとのやりとりがキチンとかみ合っている』ということであり、かみ合っている安心のある生活のために応援しています。
・運動を通して…
・動きの発達、神経の発達を促します
・自分の身体と身体の動かし方をつかみます
・学習や生活の土台としての身体をつくります
(身体に必要以上に入っている力を弛め、睡眠や生活する上での動きを変えます)
・感覚器の発達を促し、感覚を育てます
・無意識に動いてしまう多動な身体を、意識的に(意図的に)動かせるようになります
・見る力、真似る力、聞く力、聞き分ける力をつけます
ですので、
・衝動をコントロールできるようになります
・辛抱強く頑張る力、試行錯誤する力がつきます
・相手に合わせる力、待つこと
これらを身につけることができます。
そして、それらを通して、
・自己肯定感を育み
・コミュニケーション力を伸ばす
つまり、社会性と対人関係を成長させることができます。
・学習課題を通して…
認知力をつけます。目と手を使い、発達を促します。
認知機能の障害による“誤解”(思い込み)が、多くの分かり辛さを生み、トラブルが起きます。
算数は生活のほぼ全てに関係しています。スケジュール(順番)、カレンダー、時計、お金、電車等。
タイル算による系統的な教育により、数を学習させることが、誤解を解決します。
それらを通して、
お子さんの発達のために、ご家庭での出来ること、日常生活行動で適切に動けるための具体的な方法をお伝えしています。
<職員研修について>
個別指導の場合と同様、実際の関わりの場面やケース会議を通して、利用しているお子さんや利用者さんの気持ちや行動の意味を理解できるようにし、行動面においても、かみ合えるように、関わりを実践し、共有していきます。
・題材は、仕事(作業)や運動、生活場面での行動などです。
・「気づき」、そして「工夫」を一緒に考えられるようにします。
大事なのは、『「工夫」が生まれること』です。
工夫が生まれるには、『気づき』が必要です。
気づきの質を高めるに、例えば『一つの行動に対して、五つ以上の要因仮説を立てること』をします。
最初、この仮説は、本人の気分や体調、環境が要因というのが主になります。
例えば、「イライラしていたから」。
それをさらに深め 『自分自身に言動を変えれば結果は変わったのかも知れない』と気づくことで工夫が生まれます。
「なぜ、イライラしていたのか」
例えば、
「そもそも、パニックが起こりにくい身体にしてあげる必要がある」
「自分の声かけのトーンやタイミングが悪かったのかも知れない」
「提示の仕方で勘違いをさせたのかも知れない」
というように。
「やってくれないんですよね」という言葉をよく聞くように思います。
この「やってくれないんです」から脱却できる工夫を一緒に考えていきます。
そうして、
「見た目には(表面的には)どう見ても、嫌がっているように見える、けれど、本当はやりたいのではないか」
「“やりたくない”のではなくて、やりたくてもできそうにない、やり方が分からない、のではないか」
と内面と交流していくことが、もっとも大切なことです。
このようにして、はりあいのある生活を送れるように応援をします。
そして、運動を媒体にしたコミュニケーションや工夫次第で、自閉症児者の方々が変わっていくことを実感し、仕事がオモシロクなるようにお伝えしていきます。
☆お問い合わせ
以下のフォームからご相談下さい。
(もしくは下記のメールアドレスにご連絡下さい)
内容を確認の上、こちらからご連絡させていただきます。
メッセージには、
(1)お名前・(2)お子様のお名前/年齢/性別
の記載をお願いします。